2017年 5月27日 東京古田会総会での会長挨拶の内容

 私たちが、東京古田会に結集している目的は、
@古田史学を深く、正しく学ぶ場をもつこと、
A古田史学をより多くの人に広めるための核となること、
B古田史学で未解明な歴史ステージ、解明不十分な歴史の舞台を研究していくこと、
などにあると思います。

 これらの目的達成のために、会の運営に当たって、
@会の運営・活動が楽しくなければならない。そのため、議論は公平に明るく行い、見学会・研究旅行なども楽しいものにしていく。
A古田会は新興宗教団体であってはならず、通説に疑問をもつだけでなく、古田説に対しても批判的に学ぶ必要がある。近畿王朝一元説批判が、九州王朝一元説になってはならず、多元史観に立つ必要がある。
B未解明な歴史ステージの研究は謙虚に、古田先生が示された方法論に基づいて行う必要があり、内部討議に時間をかけ、外部への発信は慎重にした方が良いのではないか。